食べることは命を運営することです。食べものはいのちを育み輝かせます。

　　食を選ぶことは、生き方を選ぶことです。いのちが最も喜んで生き生き元気になる食事が求め

　　られます。

　

　　　癌の再発や転移を防ぐためには、徹底的な食事の改善をしなければなりません。

　　そのために肉や塩分　を減らし、緑黄色野菜や大豆食品・海藻などを中心とした食事に切り替

　　える必要があります。

　

　　　玄米を栄養面から見ると、含水炭素（デンプン）、油、タンパク、ビタミン類、ミネラルなど人間

　　が必要とするもの全てが含まれています。

　　ビタミンだけでもB、B2、B6、E、Kを含み、さらにリノール酸、リノレン酸、食　物潜繊維、

　　酵素などの栄養素ももれなく玄米に含まれています。

　

　　　さらに、玄米は抗がん作用を持っています。

　　玄米の抗がん成分とは、米ぬかの部分に含まれているRBA(Rice Bran A)とRBF(Rice Bran F)

　　です。

 

　　　RBAは多糖類の一種（αーグルカン）で、私たちの体が持っている免疫を強力に活性化します。

　　RBFはがん細胞が生きていくために必要なエネルギーを熱に変えて浪費させることによって、

　　エネルギー　を補給できなくせる作用を持っています。

　　つまり、がん細胞を兵糧責めにするのです。

 

　　　この作用により、がん細胞は、核のDNAが断ち切られ、細胞分裂（増殖）が出来なくなります。

　　RBFはこのようにして、がん細胞のアポトーシスを促します。

 

　　●がんに効く玄米ご飯の炊き方

　

　　　玄米を１２０度Ｃ以上の高温で１回処理しないと、がんに効果を発揮するRBAとRBFが溶け出し　　て来ないということです。

 

　　①玄米をボールに入れ、水を注ぎ、洗います。

　　②玄米をザルに移し、軽くとぎ洗いする。

　　③水気をきった玄米を濡れたままフライパンに移し、強火で乾煎りする。

　　④乾煎りできたら、フライパンに水を加える。（余熱で沸騰した状態になる）

　　⑤水を加えて玄米を炊飯器に移す。水量を調節する。

　　⑥炊飯スイッチを入れる。炊きあがればできあがり。

 

　　参考：伊藤悦男著「がん患者は玄米を食べなさい」現代書林